Column / 社長コラム 社長コラム

2017.05.01

沖縄のジャンヌダルク

沖縄のジャンヌダルクと呼ばれている我那覇真子さんの講演を聴く機会がありました。彼女は平成27年4月29日、沖縄県那覇市で「琉球新報・沖縄タイムスを正す県民・国民の会」を結成しました。刺激的な名称ですが、沖繩二紙の偏向報道によって歪められた言論空間を考えると、まだ表現は柔らかいと彼女は言います。「隣国中国と沖繩左翼が結びつき、我が国固有の領土である尖閣諸島に対し、自国領土であると主張し、領土主権を断固守り抜くと強弁している。中国は公船による領海侵犯を繰り返し、沖繩は琉球であって日本領土と認めない、独立運動を支援すると明言している。今の沖繩には中国による侵略の危機と、県民がその危機に目覚めない危機の2つの危機があります。地元ニ紙はこの2つの危機が進行するように煽っている」と彼女は主張しています。講演では二紙による選挙への言論統制による保守政治家への圧力、辺野古への基地移設反対運動など、まさに沖繩で行なわれている具体的な現状を、映像を観ながら説明していただきました。

講演後、謝辞を述べさせていただきました。「我那覇さんがどのような活動をしているのかを詳しく知るために『我那覇真子』で検索させていただきました。我那覇さんのことを沖繩で左翼活動家と戦う勇敢な女性と聞いていたので、小池百合子都知事のような方を想像していましたが、映し出された映像は若くて可愛らしい女の子だったことにまず驚きました。今回の講演を聴くまでは、正直沖繩に対して複雑な感情がありました。沖繩は日本の防衛の要であり、米軍基地が多く点在し、沖繩の人たちに大きな負担を強いているという日本人として感謝の念があります。しかし、辺野古への基地移設反対運動にみる、過剰な妨害活動や尖閣諸島を奪おうとしている中国への翁長知事の中国詣で。そして、そんな知事を支持する沖繩県民へは大きな違和感がありました。しかし、本日講演を聞いて納得できました。諸悪の根源は琉球新報・沖繩タイムスの偏った報道にあったのだと。ニ紙の紙面は反米運動を作り出し、反戦平和運動を装おう左翼共産活動を助けているのだと理解しました。また、我那覇さんの言動から信念を貫き戦う心を感じることができました。考えているだけ、言っているだけではダメで信念を持ち行動する心、すなわち、戦う心が必要なのだと。そして、そのためには正しい事実を知ることが重要だと思いました。沖繩の実情をみると、我那覇さんが愛国のヒロイン・ジャンヌダルクと祭り上げられたのは必然だったのかもしれません。止むに止まれず大和魂、見るに見かねて愛国の道。そのような思いで仕方なく沖縄の矛盾を正すために立ち上がり、歩みだされたのかもしれません。私はそんな我那覇さんを応援したい気持ちになりました。今後の活躍を期待しています。ありがとうございました。」

人生を歩んでいると様々な考え方(価値基準)を持った方に遭遇します。「人格なき有能者は犯罪者 能力なき人格者は偽善者」このような言葉がありますが、人格と能力は2つではじめて1つとなり、世の中に必要な価値あるものになります。価値基準には高低、美醜があり、それらをどう身に付けるか、どう解釈して現実に用いるかが大切で、それがそのまま、人生となります。元来、我が国の本当の強さは美徳の高さにあるはずです。経済力も軍事力もその結果に過ぎません。今の日本は世界に向けて日本らしく堂々と凛とした態度で考え方(価値基準)を示す必要があるかもしれません。国を愛することは家族を愛することと同じだと私は思います。

2017/05/01