Column / 社長コラム 社長コラム

2025.11.01

やりたい事だけやって生きる2

 前々回、「やりたい事だけをやって生きる」というコラムを書きました。やりたいことをやって生きるには、今やっていることを整理整頓するという課題がありますが、少しやりたい事ができたので、その話について筆を執ります。
 8月29〜31日バンコクで行われたジャパンフェスにて松阪牛ホルモンとラーメン屋の2店舗を出店してきました。なぜこのようなイベントに出店したかというと、「やりたいことだけをやって生きる」まさに、そのやりたいことの1つが「海外へ軸足を移す」ことで、そのための第一歩でした。3日間のジャパンフェスのために 、10名ほどのスタッフと共に約1週間近くタイに滞在しました。ラーメン班は買い出しからスタートでした。バンコクの市場にて野菜、豚肉のブロックごと、調味料などを買いこんできて、一からチャーシューを煮込んだり、スープを作ったりして、貴重な経験をしました。バンコクの地で日本と同じようには作れないと思っていましたが、現地の食材を使ってだいたいのモノは作れました。何とかなるものですね。多分同行してくれた協力者が素晴らしかったのだと思います。工夫は必要でしたが、美味しいものができました。焼肉班は冷麺用の麺が入らないことが前日に発覚し、苦肉の策でラーメンの麺を代用しました。バンコクでは冷麺人気が芳しくないと聞いたことがありましたが、売れ行きは上々でした。焼肉は会場の電圧不足のため牛串として電熱器で炙って販売しました。こちらも、なかなかの人気でした。

 今回のジャパンフェスでは15万人以上の方が来場され、バンコクでの日本人気を実感しました。事業としては、日本から行ったスタッフの渡航費、宿泊費、レンタルキッチン(現地に店がないので)費用などの経費と現金しか取り扱いができなかった(バンコクではQR決済が当たり前)などの理由で赤字となりました。しかし、バンコクへ出店している多くの店舗経営者と話をして感じた「チャレンジ精神」「不屈の闘志」は大きな刺激となりました。また、出会った方々の中には、「軸足を海外へ」というテーマが大きく飛躍できるような出会いがあり、有意義なイベントでした。
 最近の「脳の研究」でわかったそうですが、「脳細胞は、死ぬまで増え続ける」とのことです。そして、「新しいことを体験する」と、脳は最も刺激されて、ググッと活性化していくのだそうです。逆に、「毎日毎日同じこと」を繰り返しながら生きていると、どんどん老化してしまいます。老化の最大の原因は、「変化」がなく、「感動(喜怒哀楽)」がない環境にあります。「老けていく」「脳が死んでいく」のは環境の責任ということです。思い返せば、思春期の頃、毎日が初めての連続でワクワクすることばかりだったように思います。また、私の周りにいる年齢より若く見える人は、例外なく、常に新しいことにチャレンジし、何事にも「好奇心旺盛」で「感動」する人が多いように感じます。食べたことのないものを食べてみる。やったことのないことをやってみる。行ったことのない場所に行ってみる。など、何でもいいので、今まで自分がやったことのないことを試して若さを保つ秘訣を会得したいと考えてます。「チャレンジすることが大事。失敗しても経験が残る」人生はまだまだこれから!今やっている事を整理整頓しつつ、やりたい事を全力でやれるような生き方をしていきたいと思います。