Column 社長コラム
ダライラマ – 2
ダライ・ラマ14世(80)はチベット仏教の最高指導者であり、1959年から50年以上も亡命生活を続けています。ノーベル平和賞を受賞して、世界中から注目を集めるリーダーの一人です。世界に散らばるチベット系の人々の中心に「観音菩薩の生まれ変わり」と信仰される一方で、中国政府からは「分離主義をあおる悪魔」と非難されています。以前にもダライ・ラマについてコラムを書いたように思いますが、偶然見かけたダライ・ラマの言葉に心が満たされ、温かい気持ちになりました。よかったらどうぞ。
1、大きな愛や仕事を手に入れるには、大きなリスクがつきものである
リスクは人生における全ての大きな機会に関与しているものだということを心に留めておいてください
2、望むものが得られないことは、時に素晴らしい幸運を引き寄せてくれる
あなたの希望通りにならない時もあるでしょう。でもそれは宇宙からの贈り物だと思って受け止めてください。あなたの望まないことが、時には幸運を引き寄せてくれるきっかけになるものです。
3、ルールを破るために、ルールを学べ
ルールは破られるものです。だからどう適切に壊すべきかを知るためにも、ルールを学ぶ必要があるのです。それが処罰を避ける手段でもあります。もし、既存のルールがいつまでも疑問視されなければ、我々の文明は停滞したままかもしれません。
4、変化を受け入れても、大切な価値観は失わないこと
この世界は常に変化しています。変化を受け入れ、輝かしい未来を手にしましょう。ただし、自分の価値観は失わずにいることが大切です。
5、あなたの知識を分け与えよう、それが不死への道である
あなたが生涯で得た知識を周囲の人に分け与えましょう。それこそが、不死を達成するための方法です。さらに重要なのは、あなたの失敗を共有することです。他の人が同じ過ちを繰り返さないために。
6、私たちが住んでいる場所、地球に優しくしましょう
地球は私たちが住んでいて、これからも住み続けていく場所であるのは明らかな事実です。地球を傷つけることは、自分自身と子どもや愛する人の未来を傷つけていることになるのです。
ダライ・ラマの言葉は人生を幸せに生きるルールのようなものだと感じました。私たちの運命は今の習慣(ルール)で作られているということ。言い換えると、今の習慣(ルール)を見つめると未来がみえるということ。「いつか、習慣を変えようと思っている。きっと誰かがきっかけを与えてくれるだろう…。」「いつか」はいつまでもこない。自らの運命をつくっていくには、今決めて、変わるしかない。まずは小さい習慣から少しの間だけでも始めてみてはどうでしょうか。