Column 社長コラム
明日を語る会
尼崎JCの後輩が選挙戦を戦いました。今回は尼崎JCが選挙に関わってきた歴史をコラムにしました。
先日、市長選挙・維新公認大原隼人くん、市議会補選選挙・自民公認の磯田雅司くんの二人のために「明日を語る会」を開催いたしました。まずは「明日を語る会」とはどんな会で、どのように発足したのか?その経緯を説明します。
我々世代から上の尼崎JCメンバーは入会当初から、先輩でもある自民党の鴻池祥肇先輩を応援していました。その理由は、敬愛する身近な先輩が「一緒に応援してほしい」と言われたからでした。当時は鴻池先輩とあまり話したこともありませんでしたが、応援することが当たり前でした。身近な先輩方が鴻池先輩を応援する理由は「お茶目で楽しい」「挨拶させたらピカイチ」「誰もが好きになる人柄」という人格は元より、日本JC会頭となり尼崎JCの名前を全国に広げ、私たちが日本の何処へ行っても尼崎JCメンバーだということで、敬意を払ってもらえました。また鴻池先輩と先輩を支えた先輩方が、この尼崎JCの伝統や根幹を作ったといっても過言ではありません。だから自民党一択、いや鴻池一択で応援しました。こうした理由から自民党の市会議員や県会議員を自然と応援していましたが、JCは特定の政治家を応援する団体ではありません。なので、選挙が近づくと「明日を語る会」と称して、直前理事長が会長となり尼崎JC出身候補者を応援していたのです。しかし、2018年末、尼崎JCのレジェンドである鴻池先輩が亡くなりました。さらに、公明党の中野議員や維新の若手市会議員が尼崎JCに入会し、今までの鴻池一択の流れや形が変わりつつあります。
その中で、今回、維新から大原隼人が市長選挙に立候補することになりました。当然、今まで自民党一択で応援していた者からすると違和感がありました。また、自民の市会議員、県会議員を応援する者からすると、「維新とは市会議員選挙・県会議員選挙でバチバチやるのに大原は応援したいけど…」このような感じとなりました。私自身も下境田副会長は津田先輩(自民)の懐刀、礒田副会長(自民)に至っては補選に出馬すると言い出しました。シニアクラブとしては今までの流れもあるが、大原も応援してあげたい、ということで、ねじれはあるが、「市長は大原・補選は礒田」ということで、両候補を堂々と応援しましょう。こんな呼びかけをしたいと「明日を語る会」を開催しました。
まず、大原候補のことを紹介します。大原候補と私は同じロータリークラブで毎週、顔を合わす関係です。真面目か不真面目かでいうと真面目。面白いか面白くないかでいうと、たいして面白くない。気遣いできるか、できないかでいうと、そんなにできない。良くない風に言いましたが、政治家の資質としては悪くありません。良いところは、挨拶は悪くない、割と爽やか、写真写りが良い、叩いても埃が出ないこと。そして、1番良いところは「運をもっている」。1つ目、同じ維新にライバル候補がいたが、公認をボタモチ的に勝ち取る。2つ目は、吉村大阪府知事の発言にもありましたように、大阪府知事、兵庫県知事が維新でその真ん中に位置していて、これから2025大阪万博、2027カジノIR場所まで約2キロと近く、地の利がある。3つ目、同じロータリーの富永が命がけで応援している。命がけで応援する者が出ると、風が吹くと言います。
次に、磯田候補の紹介をします。磯田候補と私の関係は私が理事長をした時の専務理事。また、私が理事長をやると決意した時、一番最初に相談したのが磯田候補。逆に磯田候補が理事長をやると決意した時、一番最初に相談を受けたのは私でした。その後、私がシニア会長をやることになった時、一番最初に声をかけ、色々とあると思うからバリケード役の副会長をやってほしいと声をかけました。そんな切っても切れない関係です。磯田候補の応援団の一人に「今回の選挙、どう思う」と質問したら、「60歳近くになり、周りのみんなは遊んでるのに尼崎のために立つという」「議員でもないのに、そこらへんの議員よりも、よっぽど尼崎のために動いてる」「金に困ってるわけじゃなく、職業でもなく、思いで政治家になろうとしてる」そんな答えが返ってきました。
最近、私は2人の演説をよく聞きます。その度に、2人は本当に素晴らしい男で、そこらの政治家よりも、よっぽど資質は上だと考えています。
今回の選挙は絶対に2人に勝ってほしい、そんな思いで見守っています。
選挙が終わった後、大原とは市長室で一緒にコーヒーを飲みたい。
礒田には「街灯の電球が消えているから直してくれ」と言いたいと願っています。
2022/12/01