Column 社長コラム
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2025.12.01
朝の習慣
私の朝は六時四十五分に起床して散歩をすることから始まります。一時間弱散歩して、その後、還元陶板浴(四十分)に入浴して汗をかき、シャワーを浴び、九時から情報収集など未来のために時間を使います。会社へは十時に出勤し一日が始まります。結構前からこのような朝のルーティンをしていました。昔、牛乳屋を起業した頃は、三時三十分に起床して四時から配達を始めていました。その頃のふわっとした目標は、「自分自身で配達をしなくても店が回るようにしたい」。要するに「配達員ではなく、経営者になりたい」でした。一般的ではない十時出勤のルールは、起業初期の辛かった毎朝四時の配達、その反動だったのかもしれません。またそれが、根っこにあったので、何がなんでも出勤時間は十時と自分なりに決めていたのかもしれません。一般的な会社は九時出勤が普通なので、考えられないと思いますが、それを何十年と続けていました。また、一般社員は九時出勤なので、私は自分の会社でありながら、社内の九時から十時の世界を知りませんでした。
最近、配達業務に加えて、地域コンシェルジュ業務、べんり屋の業務など新たな役割の仕事が始まりました。お客様のお宅へ訪問するコンシェルジュ業務、べんり屋業務などの効率を考えて、「九時にお客様のお宅へ伺い仕事を始めた方が効率が良いよね」、そんな意見を言いながらも、私の出勤は十時でした。当たり前ですが、社員の朝の動きもスロースタートとなっていました。九時に出勤してきても、準備に時間を要したり、雑談をしたりなど、十時にお客様のお宅に到着することが普通だったように感じます。近年の夏の暑さも考えると、尚更、朝早く仕事を始めることが効率アップに繋がると思っていましたが、社長の出勤時間が十時では話になりません。経理・財務担当顧問からも「朝イチの方が頭が回りますよ」そんな意見もきっかけとなり、出勤時間を九時にして、重要な会議も九時から始める試みをしています。すると、確かに朝イチの判断は、疲労している時よりも冴えていると気づきました。今は何かを考えたり、判断しようと思う時には、頭の疲労度を自問自答し、疲れているようなら判断を次の日の朝に回して睡眠に専念しています。起床時間も三十分早めて九時出勤を続けています。
まだ、九時出勤の習慣を始めて二週間ですが、何となく変化があったことを報告します。会社的には、まず社員が「エッ?」という顔で迎えてくれますし、社員たちに少し緊張感を与えてしまっていたりすると感じています。また、朝早く起きると、自然と眠たくなり早く寝てしまいます。これは何となく感じることですが、早寝早起きの習慣は生活に良きリズムをもたらしていて、心も整ってきたように感じます。「朝、心を整える」とは、言い換えれば、「運を引き寄せる準備ができる」のではないかと思い始めました。たった二週間でこのように感じるのだから、きっと朝の小さな積み重ねは、その人の持っている才能や能力よりも、人生に大きな価値をもたらすように思います。また、私の周りで成功している方を思い浮かべると、持って生まれた能力や才能で成功している方が多くいます。しかし、大成功している人は朝早起きの人ばかりです。何となくですが、運を引き寄せる人と運を引き寄せられない人の差は朝の習慣にあるのではないでしょうか。朝の習慣についてすごく興味が湧いてきたので、私自身で体験しつつ、これからじっくりと調べてみようと思います。
本年も一年間、皆様には誠にお世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください。
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2025.11.01
やりたい事だけやって生きる2
前々回、「やりたい事だけをやって生きる」というコラムを書きました。やりたいことをやって生きるには、今やっていることを整理整頓するという課題がありますが、少しやりたい事ができたので、その話について筆を執ります。
8月29〜31日バンコクで行われたジャパンフェスにて松阪牛ホルモンとラーメン屋の2店舗を出店してきました。なぜこのようなイベントに出店したかというと、「やりたいことだけをやって生きる」まさに、そのやりたいことの1つが「海外へ軸足を移す」ことで、そのための第一歩でした。3日間のジャパンフェスのために 、10名ほどのスタッフと共に約1週間近くタイに滞在しました。ラーメン班は買い出しからスタートでした。バンコクの市場にて野菜、豚肉のブロックごと、調味料などを買いこんできて、一からチャーシューを煮込んだり、スープを作ったりして、貴重な経験をしました。バンコクの地で日本と同じようには作れないと思っていましたが、現地の食材を使ってだいたいのモノは作れました。何とかなるものですね。多分同行してくれた協力者が素晴らしかったのだと思います。工夫は必要でしたが、美味しいものができました。焼肉班は冷麺用の麺が入らないことが前日に発覚し、苦肉の策でラーメンの麺を代用しました。バンコクでは冷麺人気が芳しくないと聞いたことがありましたが、売れ行きは上々でした。焼肉は会場の電圧不足のため牛串として電熱器で炙って販売しました。こちらも、なかなかの人気でした。
今回のジャパンフェスでは15万人以上の方が来場され、バンコクでの日本人気を実感しました。事業としては、日本から行ったスタッフの渡航費、宿泊費、レンタルキッチン(現地に店がないので)費用などの経費と現金しか取り扱いができなかった(バンコクではQR決済が当たり前)などの理由で赤字となりました。しかし、バンコクへ出店している多くの店舗経営者と話をして感じた「チャレンジ精神」「不屈の闘志」は大きな刺激となりました。また、出会った方々の中には、「軸足を海外へ」というテーマが大きく飛躍できるような出会いがあり、有意義なイベントでした。
最近の「脳の研究」でわかったそうですが、「脳細胞は、死ぬまで増え続ける」とのことです。そして、「新しいことを体験する」と、脳は最も刺激されて、ググッと活性化していくのだそうです。逆に、「毎日毎日同じこと」を繰り返しながら生きていると、どんどん老化してしまいます。老化の最大の原因は、「変化」がなく、「感動(喜怒哀楽)」がない環境にあります。「老けていく」「脳が死んでいく」のは環境の責任ということです。思い返せば、思春期の頃、毎日が初めての連続でワクワクすることばかりだったように思います。また、私の周りにいる年齢より若く見える人は、例外なく、常に新しいことにチャレンジし、何事にも「好奇心旺盛」で「感動」する人が多いように感じます。食べたことのないものを食べてみる。やったことのないことをやってみる。行ったことのない場所に行ってみる。など、何でもいいので、今まで自分がやったことのないことを試して若さを保つ秘訣を会得したいと考えてます。「チャレンジすることが大事。失敗しても経験が残る」人生はまだまだこれから!今やっている事を整理整頓しつつ、やりたい事を全力でやれるような生き方をしていきたいと思います。
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2025.10.01
リーダーシップとは
最近、経営についてよく考えます。その理由は、会社を経営する上で難しい課題が増えてきたからだと思います。振り返ると、起業した頃は、今のように考え込む事はなく、単純に会社の規模を大きくするために「どう動くか」これだけでした。考えずに動いただけなのに、売上も組織も順調に拡大する事ができました。この違いはどこにあるのでしょうね。昔と違い今は、営業エリアや組織の規模が広がって、経営者としての私の思いや考えが行き届きづらくなっている事に加え、加速する時代の変化に対応する必要があります。経営者の思いを組織の隅々まで届けて、なおかつ時代の流れにフィットする。そのためには、リーダーの育成が必須だと感じました。今回はリーダー育成についての専門家と話をさせていただく機会をつくりました。
その方との話は、目から鱗が落ちるような時間となりました。「リーダーシップの本質」は「誰かが誰かを動かすか」ではなく「誰かが誰かを助けられるか」だと。リーダーシップは上から支配することでも偉そうに命令することでもない。仲間を勝たせること、チームで結果を出すこと、これが全ての出発点だと。私は質問しました。「どうしたらリーダーシップを教えられますか?」「どうしたら部下がついてくるリーダーの育成ができますか?」すると、その方は私に問いました。「その前に考えてみて欲しいのですが、あなたはそのリーダーを勝たせた事がありますか?」実は管理がうまくいかない人には共通点がある。自分がやりたいことばかり考えて、相手をどう勝たせるかが抜けている。そして、具体的な力が足りていないと。
今まで、私はどうしたら組織長を良きリーダーに育成できるかを考えていましたが、実は社長である私自身にその育成スキルがなかったのではないかという疑問を持ち始めました。問題の根本を確認すると、
① 振り返る力がない→反省しない
② 目標を分解する力がない→曖昧な指示しか出せない
③ チームの状況を読む力がない→人がついてこない
④伝える力がない→誤解が生まれる
1〜4の問題提起をされて、「もし会社組織がこのような状況なら、本気で誰もついてこないと思いますよ」と。
もう1つ、「必要なのはテクニックで、そのテクニックを学ばなければならない。リーダーシップは才能ではない、スキルも必要」だと。その上で、3つのステップを教えていただきました。
①問題の正体を見抜く
混乱の根本を言語化してチームが動けない理由をはっきりさせる必要がある。
②目的で人を動かす
部下とのコミュニケーションはただの会話ではなく、共通の目的を握らせる交渉でもある。
③結果をとりにいく管理
1番大事なのは管理のための管理ではなく、結果を出すための管理。
・数字にこだわる
・期日にこだわる
・成果にこだわる
「今の時代、『ただちゃんとやってます』ってだけの人はすぐに淘汰されます。だからこそ『ちゃんと成果を出せる人』になる。これができるようになったとき、あなたは管理職から経営者の器になる。リーダーシップは感情じゃない。練習と構造で作れる『力』なんだ!」そう教えていただきました。この機会を得て、まず私自身がもう一度リーダーシップの本質を学び直す必要があると気づきました。良き出会いに感謝!
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2025.09.01
やりたい事だけやって生きる
今年、経営する寿司屋の店長が亡くなりました。昨年の暮れに背中が痛いと言い検査したら膵臓癌ステージ4で、検査から約3ヶ月でした。また、ゴルフや海外旅行など楽しくお付き合いさせていただいていた神戸JCの先輩が大動脈解離で突然、亡くなりました。全く予期しない出来事で友人一同悲しみに暮れました。2人とも、まだ60代という若さでした。この出来事以降、「命には限りがある」と言うことに気付かされると同時に、今後の時間の使い方について考えるようになりました。これから何年生きるのか、私自身の寿命はわかりませんが、「時間の使い方=命の使い方」だと思います。1日1日を無駄にせず「楽しい事だけ(やりたい事だけ)やって生きていく」そして、後悔のないように「やり残した夢を叶える」、そのような生き方をする、そんな心境になりました。
やりたい事だけやって生きるためには、今のやっている事を整理整頓しないと身動きが取れません。整理整頓すべきことを考えてみると、①牛乳宅配事業:南は九州、鹿児島から北は栃木や茨城まで広げに広げた牛乳店舗・26店舗が稼働しています。②新規事業:数多くの会社を立ち上げ、うまくいかなかった事業もたくさんあります。③青年期から長い間、尼崎青年会議所へ入会した関係から派生した多くのお付き合いの数々があります。これらにどう向き合っていくのか?
やりたい事だけやって生きていくには、①②③を、整理整頓しなければならないと考えました。①は牛乳宅配ビジネスモデルを未来も存続可能なビジネスモデルへの変換に取り組みながら、リーダーの育成が必須だと考えています。牛乳宅配ビジネスモデルは普段の配達では気づきませんが、お客様の「タンスを動かすのを手伝って」という要望や「電球変えて」とお困りごとを解決できます。また、お客様から果物や野菜をもらったりする事も多々あります。こういったお客様と配達員の関係は他のビジネスモデルでは中々、真似できません。高齢化していくお客様に寄り添い「お困りごとの解決」をするビジネスモデルへ変換しようと動き始めました。牛乳配達以外の日程で定期的にお客様のお宅へ伺い話をしたり、野菜、果物、惣菜、弁当などを持って行ったりお客様のニーズに対応できるビジネスモデルにしようと試行錯誤しております。②は、夢とロマンを追いかけ新規事業を多く手がけました。会社を作り、資本を入れて、始まりました。新しいビジネスを始めるたびに会社ができていきました。その新会社が中々思い通りにいかず、繰越欠損金だけが残り、あまり動いてない会社が多くあります。私にもしものことがあれば、その繰越欠損金が相続として家族に支払いの責任が生じてしまいます。それは、本当に申し訳ない事態となります。そのため、それらの会社を休眠、合併して整理整頓を始めました。また、それに追随して、経理、財務の仕事の効率化などにも着手し、無駄を省くべく改革を始めています。③の尼崎青年会議所コミュニティは、経営者としての私を成長させてくれた根幹ともいえる組織です。しかし、30年以上の年月の中で、ある先輩とのコミュニティで関わっていた団体では先輩が亡くなってしまい、今後どうしたものかと考えておりました。また私自身に時間の余裕が無くて参加できなかったりしているコミュニティが多くあります。これは、おそらく今こそ断捨離の時期が来たのだと思っています。
断捨離という自己改革をしながら、新たなことを始めていければと考えています。新たなことを始めていく話は、次回書こうと思います。
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2025.08.01
還元陶板浴について
今回のコラムでは私の友人であるエコパラダイス社の海野社長と対談した内容について筆を執らせていただきます。海野社長は私が日々の健康管理のために習慣にしている還元陶板浴の生みの親でもあります。
私と海野社長との出会いは、1996年(平成8年)頃に遡ります。当時、海野社長は業務委託でEM(有用微生物群)の普及活動を行っていました。
※EMとは微生物による酵素の力で悪臭の除去や土壌、河川の環境を整える善玉菌の集まり。
私も当時EM関係の仕事に関わっていたので、海野さんが私を訪ねてきたことが2人の出会いとなりました。 EMの普及活動中に、海野社長はA氏と出会います。A氏はEMを培養して「エコパラダイス溶液」と称する製品を作っていました。海野社長はその普及に協力し、特に建築や内装分野で「エコパラダイス溶液」をクロス糊に混ぜると、馬糞や牛糞の臭い、タバコの臭いが全くしなくなるという効果を広めました。その後、海野社長はエコパラダイス溶液を誕生させました。エコパラダイス溶液の効果はEMの提唱者が理論上可能としながらも実現できなかった「抗酸化のレベル」を「還元のレベル」まで物性変換させられるようになりました。
2004年頃、私の体調は食欲もなく、最悪な状況でした。健康の回復を願い還元陶板浴を自宅近くの「キタロクベーカリー」につくり、毎日入浴するようになりました。すると、肉でもなんでもたくさん食べられるようになり、元気を実感できるようになりました。最近の健康診断で数値的には糖尿病と診断されましたが、糖尿家系でありながら発症は遅く、毎週の出張をこなし、元気に過ごせているのは、還元陶板浴との出会い、その元となった海野社長との出会いが「人生を変えた」と言っても過言ではありません。私は20年、還元陶板浴を使用していて、今では「なくてはならない」存在となりました。出張先にはエコパラダイス社の座布団を持っていってベッドに敷きます。ホテルの部屋は乾燥するので、エコパラダイス社の3世ピリカレ(粉石鹸)を溶かした熱めの湯に浸かることを習慣にしています。このおかげで激務を元気にこなすことができていると感じています。
海野社長曰く、エコパラダイス社が商標登録している『還元陶板浴』は、一般的な陶板浴(コピー陶板浴/国内に3社、海外に4社)とは効果が全く異なると述べています。還元陶板浴は主に血液、特に赤血球の活性を促すことを基盤とていて、毛細血管の再生が促進され、より太い血管へと繋がり、最終的には臓器や器官の機能向上、全身状態の改善に繋がるとされています。
⚫️ エコパラダイス溶液活用によって変わる世界
•ヨーグルト化現象:還元陶板浴室に牛乳を置くと、1〜2時間で腐敗せずにヨーグルトになる。これは、還元陶板浴室が乳酸菌やヨーグルト菌にとって非常に良い環境であり、繁殖を促進し、腐敗菌を抑制するため。一方、岩盤浴室では腐敗するが、人間の腸内細菌も同様の事が起きる。
• 癌の改善例:
o 還元陶板浴は、毛細血管を再生し、マクロファージなどの免疫細胞が癌細胞の隠れている場所に届くようにすることで、癌細胞を捕食・排除する。
o 西洋医学では「ありえない」とされる癌の完全寛解(癌細胞が全てなくなる状態)の例がある。
o 若い癌細胞は正常細胞に変わり、古い癌細胞は壊死して固形化したり、バラバラに分解して排出されている。
o 末期の大腸癌が壊死して排泄された例、子宮内膜癌や肉腫が排泄された例、乳癌や肝臓癌が縮小・消失した例、食道癌で大量吐血後食事ができるようになった例など、具体的な事例が報告される。
o これまで約3万人近くの癌患者の改善実績がある。
o 抗がん剤は毛細血管を破壊するため副作用が大きいが、還元陶板浴は毛細血管を再生するため、抗がん剤が効く期間を長くする効果もある。
• 血液の状態改善: ドロドロ血を改善し、血圧の改善や酸素運搬能力の向上につながる。
• 不妊治療・女性の健康: 血流が良くなることで、生理が再開したり、不妊で悩む方が妊娠・出産に至る例がある。最高齢では53歳での初産・安産例も報告される。不妊の人は低体温であることが多く、還元陶板浴は免疫を上げて体を温める力がある。
• 認知症への効果: 認知症の方がベッドパッドを使用し、毎晩3回起きていたトイレの回数が1回になり、最終的には朝までトイレに行かなくなった例がある。
• その他効果: 基本的にあらゆる症状に良いとされ、特に免疫系や血管・血液系の病気に効果が高い。
⚫️還元陶板浴無料開放します
場所:兵庫県西宮市北六甲台2丁目1-1(キタロクベーカリー)
時間:月〜金 10時〜17時
利用される際は事前にお電話にてご予約ください。☎078-907-3770(担当:柿田)
※当コラムは個人の体験をまとめたものであり、効果を保証するものではありません。 -
2025.07.01
ニュースレター
約3年前から株式会社デミック及びグループ会社では『ミルクでべんり』という、べんり事業を始めました。べんり事業とは、クーラー、換気扇の洗浄や取替交換、木の伐採や草むしり、ペンキの塗り替え、不用品の回収、買い物代行など、お客様の高齢化に伴うお困りごとを解決することを目的にしたサービスです。べんり事業を始めたきっかけは、元デミック社員が起業して行なっていたべんり作業が牛乳屋顧客のニーズに合うのではないか?このような発想で始めることになりました。
元社員はいつの頃からか、お客様向けチラシにニュースレターと称したコラムを書き始めました。自分自身の何気ない日常や近況を書くことで、お客様からの信頼や共感を得るのに、とても役立っている、と経験から言っています。何度もリピートするうちにべんり作業従事者は高齢顧客のヒーローのような存在になっていくこともあるようです。ところが、べんり事業に配属された牛乳宅配社員はこのニュースレターを苦手に思う人もいます。それには「自分自身のことを書くのが恥ずかしい」や「ニュースレターを書く行為がお客様の信頼や共感を得ることに繋がっているか疑問である」といった理由があるようです。
最近のべんり事業の会議中に「社長はデミック通心で毎月コラムを書いていますが目的は何ですか?」このようなことを質問されました。考えてみると、私がコラムを書き始めて30年以上になるので、初めのきっかけは明確には覚えていませんが、お客様にデミックのことをわかってもらいたい、そのような思いだったような気がします。それが最近はデミックのことだけではなく、自分自身の考えや心情などを書くようになり、近頃はお客様向けに書くというより、自分のために書いているように感じます。例えば挨拶の言葉を作るときにも私はデミック通心のコラムを活用します。
私の人生におけるコミュニティの根幹はJC(青年会議所)という団体です。JCで私は挨拶をする機会が多く、その題材作りにコラムを書く作業がすごく役に立っています。コラムでは日頃の自分自身の考え方や心情を書き留めているため、いろいろな場面に合わせて、今回はこのコラムから引用しよう、といった使い方をしています。また、長年コラムを書いていて良かったことは、書き上げるまでの時間が早くなったこと(文章力が向上)、日頃の気づきを書き留めるクセ(情報収集能力)がついたことです。
経営者にとって、文章力=人に伝える力は、すごく重要だと思います。人と人がコミュニケーションを取る場合に、互いの背景、歴史、経験、ステージなどで言葉が通じない場合が多々あります。言葉では理解できない事も、文章・文字にすると、相手に伝わりやすくなるように思います。恥ずかしながら、私もお客様や知人から「今月のコラムは良かった」と手紙やメールをいただくと、嬉しかったり、励みになったりしています。そのため、「ニュースレター」に苦手意識のある社員の書く言葉こそ共感を得られるきっかけがあり、大きな価値があるように思います。ひょっとしたら未熟な文章ほどお客様からすると面白がってもらえるかも。このべんり事業は信頼の輪を広める仕事だと思います。その第一歩が「ニュースレター」となれば幸いです。
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2025.06.01
自己重要感Vol.3
前回のコラムで人を動かすために重要な力として「人としての魅力」を磨く必要があると書かせていただきました。今回のコラムでは「人を動かす力」と「人としての魅力」を磨くための方法について触れていきます。
人を動かすためには、必ず1番最初に動かなければならない人がいます。それは自分自身です。つまり、自分自身が動かなければ何も始まりません。自分が動かなければ、人は動くはずはありません。成功とは人が自分のために動いてくれるかどうか、この1点にかかっています。自分にその魅力がないと言うのに人を動かそうと思うのは無理な話です。人をどうやってコントロールし、動かそうかと考えるよりも、逆にその人たちに、どう喜んでもらうのかを考えてみる。その上で、どうしたらその人たちが幸せに近づけるのかを考えて、言葉をかけて、接していくと勝手に人が動きだしてくれるようになります。そのために、どんな言葉をかければ良いか?どんな態度を取れば良いか?そこで重要になってくるのが「自己重要感」だと思います。
現代を生きる人たちが1番求めているもの。いや、もはや渇望し、餓えているといっても良いかもしれない感覚です。自己重要感を満たす言葉こそが、人に好かれる魔法の言葉ではないでしょうか。なぜならば、人の持つ「認められたい」という願望は誰からも教わってない、幼少の頃から本能的に身についています。男の子が漫画のヒーローに影響を受けたり、女の子がお姫様のような生活に憧れや共感することが多いのも「認められたい」という願いであり、物心ついた時には既に身についている自己重要感が表面化したものであるといえます。
しかし、なぜか人は自分の自己重要感は満たしたがるのにもかかわらず、他者の重要感を満たさずに奪おうとします。人のものを奪うエネルギーがあるのなら、人を褒めることに使えばいいのではないかと思いますが、なかなかそういうわけにはいきません。その根底には、劣等感が邪魔をしてしまう、自分が満たされていないから、といった原因があるのかもしれません。自分が満たされてない人は他者からエネルギーを奪う傾向があります。
でも、これではいつまで経っても人が動きたくなるような魅力のある人物にはなれません。こうならないためには、まずは自分自身が幸せになる必要があります。他者の自己重要感を満たすためにもまず自分が幸せになることを覚えておく。成功者の言葉には人の人生を大きく変えていく力があると聞いたことがあります。成功するのは人に自己重要感を与えられる人になるためだと心に刻む必要がありますね。
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2025.05.01
自己重要感Vol.2
前回に続き、今回も自己重要感について掘り下げて書かせていただきます。
自己重要感について触れる前に書いておきたい話題があります。それは「成功」についてです。成功には色々ありますが、大きく分けて2つあるように思います。1つは社会的な成功(事業の成功、金銭的な成功)。もう1つは、人としての成功(自己成長、心の豊かさ)。この2つの成功には、共通して無くてはならない力があります。商売するにも、人材育成するにも、サラリーマンとして企業に属して働くにしても、結婚生活においても、これが無ければ絶対に上手くいかない力。逆にいうと、ここさえできていれば、何をやっても上手くいく必要不可欠な力。それはズバリ「人を動かす力」であると思います。今回のコラムでは「人を動かす力」のことを、その人の為に他者が自然と動きたくなるような、「人としての魅力」であると定義づけて書き進めてみます。
仮に今、上手くいっていない人に「人としての魅力」が足りていないとすると大変です。店にお客さんが来ないのも、彼女ができないのも、人を育成できないのも、魅力がないが故に上手くいきません。成功に必要な「人としての魅力」は、人生を大きく変えるために必要不可欠な力だと考えます。
過去を振り返ると、江戸時代から昭和初期までは家柄の時代でした。日本では権威で命令することが、「人を動かす力」を意味していたように思います。しかし、現代の日本でそれをやると反感を買ってしまい、まず人は動かなくなります。なぜならば、日本の国は豊かになり、権威によって無理強いされながら働かなくても、生活が支えられる社会環境が整っているからです。権威で人を動かす時代は終わりました。では、どうすれば人が動くのか?その根幹にあるモノが人の『魅力』で、これこそが他者を動かす原動力です。これからは、ますます人を動かす力が大切な時代が来るように思います。地位や肩書きではなくて、その人の人間的な魅力が成功の命綱になってきます。これまでの時代では、「あなたの仕事はなんですか?」「あなたの役職はなんですか?」と問われていました。それが、「あなたはどんな人ですか?」と問われる時代へと変化し、新しい価値観の時代がやってきたように思います。
この新しい価値観に対して経営者としての自分は、どんな言葉をかければ良いか?どんな態度を取れば良いか?それを考えることが、私の1番の課題だと思っています。
では、どのようにして「人を動かす力」や「人としての魅力」を磨いていけばよいでしょうか。それは次回のコラムにて書かせていただきます。 -
2025.04.01
自己重要感vol.1
6年間務めた、尼崎青年会議所シニアクラブ会長職を退任しました。就任前に前会長から「会長をやり終えたらステージが2つ上がるよ」と言っていただきましたが、終えた今、思うことは、ステージが2つどころではなく、5つも6つも上がったと実感しています。人のステージとは、考え方、在り方など、心の根幹の部分を指していると思います。
今回のコラムでは、シニアクラブの会長職での経験から私が得た考え方、そして、人が欲するモノについての気づきを振り返ってみます。
2019年2月シニアクラブ会長就任。就任した翌年に早速コロナが到来しました。長引くコロナ禍、シニアクラブの舵取りで多くの苦悩がありましたが、逆にその過程で多くの学びを得ました。シニアクラブの活動は『組織運営(総会、理事会)』『親睦(ゴルフ、旅行)』『家族交流事業(宝塚歌劇、花火クルーズ)』『お祝い(賀の祝い)』『現役会員との交流』などがあります。しかし、コロナ禍は多くのスケジュールをキャンセルしたり、デジタルなどに切り替えて開催することを余儀なくされました。
この困難な場面を最初は「私が何とかしなければならない」と強く考えて行動していましたが、逆に空回りしてしまいました。自分自身の無力さを強く感じます。動けない、集まれない、話せない環境の中、何もできない自分を知り、この状況を打開する方法を毎日考えていました。しかしながら、長引くコロナ禍で考え続けた私は、やや開き直り「なるようにしかならない」と考えるようになりました。心境は「オレがやる」から「なるようになる」、そして「まわりに任せる」へと変化していきます。私が理事メンバーに発する言葉は「任せる」「信じている」「大丈夫」「できるよ」「感謝している」「ありがとう」などの言葉でした。その時、私が知らず知らずにかけていた言葉は自己重要感を感じられる言葉でした。この自己重要感を高める言葉使いは、シニアクラブを動かす大きな原動力になったように思います。
今の時代を生きる人たちが求めているモノ。いや、餓えるほどに渇望しているモノ。それは「自己重要感」ではないでしょうか。人は誰しも認められたいという欲求を持っています。昔、戦争を経験した日本人はとにかく腹いっぱい食べることが最大の欲求でしたが、今の日本は飽食の時代です。1つの欲求が満足すると、人間は次の欲求が出てきます。まずは生存欲求、そして、次が群居衝動欲求(仲間が欲しい)、自己重要感(認められたい)、性欲、好奇心、大きく分けても実に様々な欲求があります。そんな中で現代の日本人が求めている1番の欲求は『自己重要感』である。シニアクラブの会長職を経験して現代日本人の根幹をなす欲求に気づくことができました。 -
2025.03.01
人を活かす
「モノを作る前にまず人をつくる」これは松下電器(現Panasonic)の創業者・松下幸之助氏の言葉です。松下電器は何を作るところかと尋ねられたら、松下電器は人をつくるところです。合わせて電気器具も作っております、と答えるように常日頃から幸之助に言われていました。幸之助曰く「事業は人にあり、つまり人がまず養成されなければ、人として成長しない人をもってして、事業は成功しないと。したがって電気器具そのものを作る事は誠に極めて重大な使命でございますが、それをなすには、それに先んじて、人を養成するということでなくてはならない」。経営者となり、30年以上が過ぎ、今更と思われるかもしれませんが、弊社が抱える今現在一番の経営課題は「リーダーの育成」だと考えています。
2022年、寿司屋、割烹、ラーメン、カレー、パン屋、ケーキ屋、買取専門店など多くの事業をスタートさせましたが、寿司屋を除いて苦戦が続きました。そして、寿司屋自体も、料理長が変わってからの黒字化となりました。私の見解ですが、飲食店は料理長や店長の料理の腕もさることながら、人となりが大事であると考えます。
それ程、飲食経営の現場において、人となりの影響が顕著に表れます。この人に任せているとなぜかうまくいく。この人の周りはいつも人間関係がギクシャクする。といった経営状況の善し悪しはその店のリーダーによるところが大きいというのが結論となります。
一見、企業経営には色々な課題があります。「仕入れ・製造」そして「販売」や「人事」さらには「広報」等など。これらに地域ごとの特質や日本の社会的な問題などが含まれる場合もあり非常に複雑です。しかし、突き詰めていくと、どの課題も結局は人の問題に辿り着きます。経営といい、商売といい、その内容、その在り方を左右するものは、人であると確信しています。この世の中の全ての事象に「人」が関わっており、「人」無くして考えられません。どのような問題であろうと、人との関わりがあるからこそ問題になりえるのです。これは事業、経営、商売も然り、当たり前のことなのです。だからこそ、我々は常に「人」の本質を研究していく必要があります。「人」の本質を見極め、事業の各面に活かしていく未来に、真に望ましい経営の在り方が生まれてくるのではないかと思います。今日のような厳しい経営環境においては、特に「人を活かす」ことが優先事項であるように思います。
私が起業してから社内での役割は、今日までずっと、全てを考え、全てを自分で決めて、全てを指示する。「エースで4番」です。これではいけないと思いながらも、ずっと変えられずにいました。では、私はどのような役割に変われば良いのか?理想は「補欠でキャプテン」であると考えています。振り返ると、私は昔から人を育てるのが苦手でした。いつも我慢できずに「あーしろ、こーしろ」と指示を出してしまいます。しかし、これからは私自身が最も苦手な分野である、社員が自分達で「考える、動く」まで待つ。そして「信じて励ます」こういったことを重視しながら徐々に「補欠でキャプテン」に変わっていこうと思います。